イチロー際立つ存在感 リーダーの自覚も十分
2009.02.18 Wednesday | category:スポーツ
観客の反応が、日本代表の「主役」が誰かを物語っていた。ひときわ大きな大歓声に迎えられたイチロー。鍛え抜かれた背番号51の肉体が、グラウンドで躍動した。
最初のランニングから最前列を陣取り、リーダーの自覚は十分。前回大会の優勝監督で監督相談役を担う王貞治氏の「チームを引っ張る意識でやってくれるでしょう」との期待に応える。青木が「今回もイチローさんが中心」と話すように、前回大会を引っ張った実績からも、早くもチーム内の信頼は厚い。
記事本文の続き シートノックでは右翼から勢いのある「レーザービーム」送球を連発し、フリー打撃でもしっかりとバットを振り抜く。ほかの選手のプレーにも鋭い視線を送った。「選手のポテンシャルや力量など、前回といろんなことを比較してみるけど、マイナスのことが浮かんでこないね」。初代王者に輝いた前回大会より、チームに確かな手応えを感じた。
約3時間半の練習を「後半はだいぶ、だれてきた。時間配分が大事」と苦笑したが、2日目以降はこの日のメニューにシート打撃も加わる。メジャー式の短時間の集中的な練習に慣れた体に、どうメリハリをつけるかが、合宿中の唯一の課題と言ったところか。
合宿初日の感想を聞かれ「疲れちったですね。“(疲れ)ちゃった”まではいかない」とおどけた35歳。存在感を存分に見せつけたことだけは確かだ。(田中充)
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イチロー際立つ存在感 リーダーの自覚も十分 (2009年2月16日 19:19 iza)